最新のMacBook AirやProに搭載されているApple製のARMベースSoCであるApple M1。
高速に動作し、バッテリーの持ちが良く、Intelの同等性能品よりも廉価であることで、同社の新たな、強力な差別化要素に育ちそうなAppleシリコン。
このたび、6月リリースが想定されるLinuxのカーネル5.13で、Apple M1がネイティブ対応することになりました。
主導したのは、Asahi Linuxという団体。
Asahiという名前、特に朝日新聞や旭化成とは関係ありません。
Macの旧名であるMacintoshの語源となったMcIntosh Appleの和名である旭りんごから採られています。
日本語をネーミングに使うというのは、このジャンルにはよく見られます。
同団体は、公開ドキュメント化されていないApple Siliconをリバースエンジニアリングで解析し、仮想マシンなどを通さずにネイティブに対応させるLinuxを開発してきました。
で、そのアウトプットが、次のLinuxカーネル5.13にマージされることになったのです。
Initial M1 support has been merged into the Linux SoC tree and will be coming to Linux 5.13! 🎉https://t.co/azZwZ2XoLE
— Asahi Linux (@AsahiLinux) April 9, 2021
現状は、シリアルコンソールとフレームバッファのみのサポート、すなわちその他のドライバは存在しないということになります。
つまり、グラフィカルなLinuxディストリビューションで、M1チップの各種機能を活用できるような世界はまだ遠そうです。
今後の展開が楽しみですね!
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