Beelinkから、AMDの新世代Strix Halo APUを搭載したミニPC「GTR9 Pro」が正式発表されました。これまでStrix Halo搭載機はASUSやHPといった大手メーカーの製品が中心でしたが、ここにきてBeelinkも参戦。
「GTR9 Pro」は、見た目こそAppleのMac StudioとMac miniの中間的なサイズ感を持ちながらも、その中身は非常にハイエンド。前面には4つのマイク、3.5mmイヤホンジャック、SDカードリーダー、USB Type-Cポートなどを搭載し、実用性にも配慮された設計となっています。また、Mac miniよりも押しやすい電源ボタンの配置が地味に嬉しいポイントです。
注目すべきはその性能。同じくRyzen AI Max+ 395を搭載するGMKtecの「EVO-X2」(Amazonで1,799ドル)と同クラスで、AppleのM4 Proを搭載したMac miniすら凌駕するスペックが期待されています。最大96GBのVRAMを搭載可能とされ、工場出荷時には128GBのRAMが標準で搭載されている可能性も示唆されています。
価格は1,999ドルで、「近日発売予定」とのこと。Beelinkの他モデル「AI Mini」と並んで、AI処理にも最適化された製品ラインナップの一角として展開されるようです。