Lenovoから、Windows 11を搭載した非常にコンパクトなミニPC「ThinkCentre Neo 50q QC」が登場しました。
このミニPCは、AIアプリケーションのローカル使用に適しており、AMDやIntelのプロセッサではなく、QualcommのSnapdragon X1-26-100というARMベースのチップセットを搭載しています。
これにより、従来のx86アプリケーションのエミュレーションにいくつかの課題が生じる可能性がありますが、AIワークロードに特化した統合NPU(ニューラルプロセッシングユニット)を備えており、最大45 TOPS(Tera Operations Per Second)のパフォーマンスを発揮します。
ThinkCentre Neo 50q QCは、16GBのLPDDR5X RAMを基本構成としており、さらに追加料金で32GBに増設可能です。
メモリは購入後にアップグレードできないため、最初から32GBを選択するのが良いかもしれません。
ストレージは256GBのPCIe SSDが標準で、1TBモジュールや、後からM.2 PCIe 4.0 SSDを追加することもできます。
WiFi 6EとBluetooth 5.3のオプションが有償で提供されており、また、デュアルディスプレイをサポートするために、第二のDisplayPortやVGAポートも選択可能です。
本体のサイズは約7 x 1.4 x 7.2インチで、フロントにはUSB 3.2 Gen 2 Type-AポートとUSB Type-Cポートが各1つ、背面にはUSB 2.0ポートとUSB 3.2 Gen 2 Type-Aポートが2つ、さらにUSB Type-Cポートが2つ、HDMI 2.1ポートとDisplayPort 1.4aポートが配置されています。
この製品は、特にコンパクトなスペースでAIワークロードを効率よく処理したいと考えているユーザーに最適です。
しかし、従来のxね86アプリケーションに対する互換性の問題が懸念される場合がありますので、その点を踏まえて導入を検討する必要があります。