ゲーミングスマホや11型ミニノートPCも!AYANEOが今後発表する予定の新製品ロードマップを大公開!

中国のメーカー「AYANEO」は、新たなゲーミングスマホや11インチのミニノートPCなど、複数の新製品を開発中であることを明らかにしました。

ハンドヘルドPCのパイオニアとして知られる同社ですが、今回の発表でモバイル・PC市場へのさらなる拡張を図る構えです。

2025〜2026年にかけて多くの新カテゴリ製品を投入予定

AYANEOはこれまで、WindowsベースのハンドヘルドゲーミングPC「AYANEO Next」シリーズや、Androidベースの携帯型ゲーム機を展開してきました。今回の発表は、8時間にわたる“シェアリングセッション”の中で行われたもので、2025〜2026年に向けた新製品ロードマップが公開されています。

特に注目されるのは、以下の4製品です。

スマホ型ゲーミングデバイス「AYANEO Phone(仮)」

AYANEOは現在、Androidベースのゲーミングスマートフォンを開発中であると明かしました。

詳細スペックは未発表ですが、Qualcomm製プロセッサを搭載する可能性が高く、スライド式のゲームコントローラーを備えるデザインになるとみられています。

このデバイスは、Anbernicの「RG Slide」のような構造を参考にしていると見られていますが、Anbernic製品と異なり、セルラー通信(音声通話・モバイルデータ)にも対応するスマートフォンとしての利用が想定されている点が大きな違いです。

フルサイズキーボード搭載の11型ミニノート「AYANEO Flip 11」

AYANEOは、Windowsを搭載した11インチクラスのゲーミングミニノートPC「AYANEO Flip 11」も開発中です。

フルサイズキーボードを搭載する予定で、同じくゲーミングノート市場に参入しているGPDの「GPD Win Max」シリーズに対抗するモデルになると予想されます。

こちらも詳細な仕様は公開されていませんが、正式発表に向けて開発が進行しているとのことです。

AMD Ryzen AI搭載のハイエンド機「AYANEO Next 2」

次世代のWindows搭載ハンドヘルドPCとして、「AYANEO Next 2」も登場予定です。

プロトタイプでは、AMD Ryzen AI Max+ 395(16コア/32スレッド)Radeon 8060S(40コア)の統合GPUを搭載。

さらに大容量バッテリー、デュアルファン冷却、USB-C/USB-A/HDMI/DisplayPort/デュアルEthernetなどの豊富なポート類も確認されています。

デスクトップ代替としても活用できる本格仕様で、GPD Win 5の対抗馬となる可能性があります。

デュアルスクリーンAndroid端末「AYANEO Pocket DS」

AYANEOは、2画面構成のAndroid搭載ゲーム機「AYANEO Pocket DS」を2024年7月29日に正式発表予定としています。

このモデルはすでに量産段階に入っており、クラムシェル型の筐体にデュアルアナログスティック、D-Pad、アクションボタン、さらにサブディスプレイの下部に電源・音量ボタンを配置しています。

主なSoCにはQualcomm製プロセッサが使用される予定で、Windows版の「AYANEO Flip DS」とは異なり、Androidに最適化されたゲーム体験を提供します。

その他の製品とブランド展開

上記以外にも、以下の製品群が開発中であると発表されています。

製品名 特徴
AYANEO Pocket Vert 縦型ボディと高解像度ディスプレイを備えたAndroidハンドヘルド
AYANEO Code R(仮) 高解像度ディスプレイ搭載のエントリーモデル
AYANEO Gaming Pad 8.3インチ・2266×1488・120HzのAndroidタブレット型ゲーム機(冷却ファン+着脱式コントローラー付)
AYANEO AM01S Ryzen 7〜9、Ryzen AI 9 HX 370などを搭載したミニPC(Mac風筐体+ディスプレイ付)
AYANEO AM03 / AM04 新筐体を採用した新型ミニPC群
KONKRブランド 「高性能×低価格」を掲げたサブブランド。以下の製品を準備中:
KONKR Pocket Fit:Snapdragon搭載Android端末(6インチ/FHD/144Hz)
KONKR Fit:Windows搭載・7インチ画面・80Whバッテリーのハンドヘルド

ハンドヘルドPC市場の“次の一手”へ

AYANEOはこれまで高価格帯かつ高性能な製品を中心に展開してきましたが、今回の発表ではエントリーモデルや縦型端末、さらにはゲーミングスマホにまで広がることで、より多様なユーザー層の獲得を狙っている印象を受けました。

特にスマホ型ゲーム端末や2画面Android端末といった、ユニークなフォームファクターへの挑戦は注目に値します。価格や発売時期については、現時点で日本国内での展開は未定ですが、今後の正式発表やChinajoy 2024での詳細公開に期待がかかります。

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