シリーズ色んな街の電気街・オタク街とは
アキバを愛してやまないデイリーガジェット。
めくるめく電気街・オタク街である秋葉原の魅力は、常に進化し続けています。
ただこのシリーズでは、少しアキバから目を転じて、アキバほどの規模はなくとも、実は色々な国の色々な街にある電気街・オタク街を取材します。
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①電気街編につづいて、「シリーズ色んな街の電気街・オタク街」第三弾、北海道は札幌編の後半、②オタク街編になります。
①電気街編は下記になります。
①電気街編でも書きましたが、札幌は、電気街が札幌駅西口周辺に位置します。
そして今回取り上げるオタク街は、下記赤字で書いてある、大通とすすきのの間の一角になります。
これだけ見ると、とても小さいように思うかも知れません。
ただ、この小さなブロックに、すごい濃度でオタクショップが凝縮されていました!
しかも、そこにはある種の「調和」があったのです。
ではさっそく見ていきましょう!
まずは全体像
実は札幌のオタク街は、隣り合った3つのビルに集約されます。
さらにいえば、3つのうち真ん中に位置する「丸大ビル」という建物に、高濃度で凝縮されているのです。
下記が、その3つのビルです。
青い看板の「丸大ビル」が見えます。
この「丸大ビル」に、高濃度で凝縮されているのです。
丸大ビルに行く前に、手前に見えるブックオフから見ていきます。
ブックオフは、オタク街に位置するだけあり、本・DVD・CDなどのほかに、コミックやゲーム、トレカ、フィギュアなどが充実しています。
3階まである大型店舗です。
これだけでも嬉しいです。
そして隣にあるのが本丸の「丸大ビル」です。
名古屋一のオタクビル「丸大ビル」
下が、丸大ビルの入り口です。ブックオフのすぐ隣になります。
これだけ見ると、ただの雑居ビルとしか思わないかも知れません。
ただ、一歩中へ入ると、こんな風に、様々なオタクショップが軒を連ねていることがわかります。
エレベーター内の案内板を見ても、地下一階から5階まで、様々なショップが入っています。
では、まず地下のメロンブックスから見ていきたいと思います。
メロンブックスは男性向けのコミックスが充実しているのですが、隣には姉妹店のFromage(フロマージュ)もあるようです。こちらは女性向けです。
実際に地下一階に降りたところがこちら。
メロンブックスとフロマージュの入り口が隣り合わせになっています。
ガチャガチャや、最新情報/予約コーナーが壁に貼られています。
メロンブックスは男性向けコミックスやラノベが、フロマージュは、女性向けのラノベや同人誌が充実していました。
つづいて、二階のアニメイトを抜けて、三階のらしんばんに向かいます。
(アニメイトはエレベーターを出ていきなり店内だったため、撮影できませんでした)
らしんばんの入り口がこちら。
「地域最大級の品揃え」を謳っているだけあり、フロア全域にわたる大きな店舗です。
店内には、下記のように各コーナーの説明が書かれたフロアマットがありました。
見てわかるように、買取カウンターのほかは、フィギュアやDVD、BDなどが中心に置かれています。
「丸大ビル」の調和
さて、ここまで来て勘の良い方は気づいたかも知れません。
そうです、「丸大ビル」は、入っている店舗それぞれが、扱うジャンルを分けているのです。
話し合いがあったのか、自然にそうなったのかはわかりません。
もちろん売れ筋など、多少は重複する商品もありますが、メインで扱うジャンルは明確に店舗ごとに分かれています。
フィギュアやDVDはらしんばん、コミックスはメロンブックス、など。
雪の中来てくれたお客さんにとっても分かりやすく、また同じ需要を同じビルの中で食い合う消耗戦も避けられます。
札幌を歩いていて思ったのですが、雪の中で生活している方々には、人々が助け合う・譲り合うということがとても浸透しているようです。
雪かきでできた細い道を歩くなら、譲り合わないといけません。
我が物顔で歩き回る外国人観光客には辟易しましたが、いっぽうで地元の方はどんなド派手な格好をした人も、子どもづれやお年寄りには丁寧に道を譲っていました。
こうした雪国の美しい行動原理が、この「丸大ビル」にも映し出されているような気がしました。
「丸大ビル」に話を戻します
さて、4階には、カードゲームショップのシーラボがあります。
ここはカードゲーム一色です。
新品・中古を含め、すごい数のカードが店内に並べられていました。
同じフロアには、コスプレ用ウィッグを売る「MAPLE」もありました。
マネキンが並べられていて、フロアが変わるとこうも雰囲気が変わるのかと、面白い体験ができます。
そして、同じフロアの奥の方、見落としそうな場所に、「らしんばん 札幌店衣装館」があります。
こちらも、コスプレ衣装が揃っています。
店内にはずらりと並んだ衣装と、試着室が並んでいました。
さて、カードゲームとコスプレで固められた4階から、最後の5階に上がります。
ここは、ゲーマーズです。
ゲーマーズは、新品のコミックスやグッズが揃っています。
ここもやはり、他のお店とは取り扱いカテゴリーを分けていました。
以上が丸大ビルの全貌です。
まごうことなき札幌のオタクビル。ここまで充実したビルは、アキバにも少ないです。
では丸大ビルを出て、となりの「とらのあな」に向かいます。
「とらのあな」と「ジュンク堂」へ
さて、ブックオフ、丸大ビルに続き、隣のビルには「とらのあな札幌」があります。
そして同じビルには、モスバーガーと、ネットカフェも入っています。
オタクショップ巡りの合間の腹ごしらえや小休止にちょうどいいですね。
そして最後は、これまた隣にある「丸善&ジュンク堂書店」です。
ここは大手の書店ですが、立地的にもユーザー層的にも、オタク層と親和性が高いでしょう。
フロアは下記の通り、4階にコミックスが、3階に文芸・文庫があります。
おわりに
札幌の①電気街編に続いて、②オタク街編をお届けしました。
オタク街については、店舗数や街の面積こそ小さいものの、高い濃度でほとんどのものが揃うと思って間違いない充実度でした。
一店ずつの規模や品揃えはアキバと変わりませんので、「丸大ビル」とその左右にあるブックオフ・とらのあな・ジュンク堂を回れば、まず不自由することはなさそうです。
何より札幌は、「丸大ビル」で垣間見た不思議な調和に感銘を受けました。
これからも、札幌のオタク街、電気街が活気を持って発展することを願っています。
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