米中貿易戦争の最前線に立たされているファーウェイ。
↓の記事で速報をお伝えしたように、Googleをはじめとするアメリカ企業や同盟国の企業が、Huaweiとの取引を停止する動きが相次いでいます。
中でも、AndroidやGoogle Play Storeへのアクセス停止は、ユーザーにとっては最大の驚きの一つでした。
このような状況下、Huaweiが自社のアプリストアへの参加をデベロッパーに呼びかけていることが明らかになりました。
デベロッパーに独自アプリストアへの参加呼びかけ
xda-developersによると、情報提供者は匿名を希望しているとのことですが、Huaweiから下記のようなレターが届いたようです。
曰く、過去2年間でHuaweiは3.5億台のスマホを出荷し、その半数は西洋市場で出荷されたもので、Huaweiのオフィシャルアプリストアには、月間2億7千万のアクティブユーザーがいるとのこと。
このようにHuaweiのアプリストアの市場としての魅力を訴求した上で、同ストアに参加する場合はHuaweiがフルサポートを約束するという内容です。
サポートの具体的な内容は明らかにされていません。
特別な動きではない?
公平を期すために言っておきますと、なにもこういった呼びかけはHuaweiだけがやっていることではありません。
独自のアプリストアを持っているAmazonも同様の呼びかけを行っています。
ただ、このタイミングでの配信なので、様々な憶測を呼んでいるようです。
Huaweiは、独自OSである「鴻蒙(HongMeng)OS」搭載のMate30 Proを9月にも発売すると予想されています。
そもそも、同社端末には何年も前から、Androidの独自カスタマイズOSであるEMUIが搭載されており、プレーンなAndroidとは異なります。
ずっと前からこのような事態に備えていた、とも見えますし、GoogleやAppleに対してハードウェアだけでなくエコシステムでも競争しようとしていたとも見えます。
おわり