下記でご紹介した、100ドル(約11,000円)の10.1インチLinuxタブレットPCが販売開始しました。(タブレット単体はこちら、キーボードカバー付きはこちら)
出荷時はUbuntu Touchを搭載し、他のLinuxディストリビューションもサポートしています。
出荷は7月後半を予定しています。
スペックは下記の通りです。ロースペックで廉価、ARMベースで、フリーやオープンソースのソフトウェアを稼働させることを想定しています。
- ディスプレイ:10インチ(1280 x 800)
- CPU:1.2 GHz Allwinnner A64 クアッドコア ARM Cortex-A53
- GPU:Mali-400 MP2
- RAM:2GB
- ストレージ:64GB eMMC + microSD (ブータブル) + (オプション)M.2 SSD
- ポート:USB 2.0 Type-A, Micro USB 2.0 OTG, デジタルビデオ出力
- カメラ:リア5MP/フロント2MP
- オーディオ:ステレオスピーカー、3.5mmイヤホンジャック
- 通信:Wi-Fi 802.11b/g/n、Bluetooth 4.0
- バッテリー容量:6,000 mAh(取り外し可能)
- 充電:10W (5V/2A)
- サイズ:258mm x 170mm x 11.2mm
- 重量:575g
搭載されるUbuntu Touchについては、モバイルOSらしいタッチ操作に最適化されたモードと、伝統的なPC操作モードを切り替えて使うことができます。
20ドル追加で、バックライト付きのキーボード・タッチパッド搭載カバーをオプションでつけることができます。
他のLinuxディストリビューションは、microSDからブート可能です。
postmarketOSとArch Linuxは、Ubuntu Touch同様に公式にサポートが明言されています。
着脱式のキーボードカバーをつけると、21.1mmで重量950gになります。
マウスコンピューターの2in1などである、↓のような折りたたみスタンドタイプになっています。
近い将来には、M.2 SATA SSDやM.2 LTE、GPSボード、LoRAモジュール、RTL-SDRモジュールのオプションも用意されるとのこと。
モジュール装着は排他で、今回のローンチタイミングではまだ提供されません。
搭載されているチップセットですが、ラズパイ3に搭載されているBCM2837同等パフォーマンスということで、CPUパワーを使う使い方は期待できません。
ターミナルや簡単なコーディング、メールなどのライト用途のための端末になっています。
本製品は、PINE64というワンボードコンピュータをリリースしているオープンソースでコミュニティドリブンな団体「PINE64」が販売しています。
同団体は本ストアから利益は得ておらず、収益はすべてコミュニティや、Linux/BSDなど関連するオープンソースプロジェクトに還元されます。
あくまでコミュニティのためのオンラインストア運営になっています。
気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
デイリーガジェットYouTubeチャンネル!
(”ほぼ”毎日更新中!)
デイリーガジェットでは、UMPC(超小型PC)、スマホ、タブレット、レトロPCをはじめとして、商品のレビューやインタビューの動画を、YouTubeに”ほぼ”毎日公開しています。
一見怪しいですが実は心優しい、デイリーガジェット動画部のケン氏がゆるい感じにレポートしています。
ぜひ↓からチャンネル登録をお願いします!