Raspberry Piをベースにした8インチ液晶のタブレット「CutiePi」が、kickstarterでクラウドファンディングを開始しました。
すでに300名以上から、600万円以上の出資を集めてプロジェクトは目標額を突破しています。
本機は、↓のように持ち運びしやすくスタンドにもなる回転式ハンドルを搭載しています。
8インチ液晶ということで、本体は↓のようにコンパクトです。
そもそもラズパイをタブレットにする動機付けとして、ラズパイ環境を持ち運ぼうとすると、どうしても↓のように様々なパーツやアイテムの組み合わせになってしまいます。
入出力インターフェースを一体にしたキットは数多く販売されているのですが、帯に短したすきに長しなものが多いのも事実です。
本機は、タッチスクリーンのほかに、↓のように電源ボタン、micro HDMI、USB Type-Cポート、USB Type-Aポート、GPIOピン、microSDカードスロットと、モバイル端末として便利な一通りの拡張性とUIを備えています。
仕組みとしては、演算モジュールのみで入出力インターフェース類が省かれた「Raspberry Pi Compute Module 3 Lite (CM3)」と、CutiePiの専用ボードを組み合わせることで、モバイル端末として便利なインターフェース類をそろえているというわけです。
専用ボードには、↓のようにWi-Fi/Bluetooth、アンプ、電源、ジャイロなどを備えており、ラズパイを便利なモバイル端末に補強してくれます。
実は、本機はソフトウェア・ハードウェアともにすべてオープンソースです。
githubのこちらのページで全仕様が公開されており、3Dプリンタがあれば誰でも作れるようになっています。
ただ、それは面倒だという方も多いと思いますので、そういった方向けにマスプロで今回のプロジェクトを開始しました。
スペックと寸法は下記の通りです。8インチ(1280×800)、5,000mAhバッテリーのほか、Wi-FiやBluetooth 4.0に対応しています。
訴求ポイントは、12mmの薄さ、8インチディスプレイ、5,000mAhバッテリー、そしてネコとの相性のようです。↓
ラズパイベースのLinuxである「Raspbian Linux」をOSとして、「CutiePi Shell」と呼ばれるタッチインターフェースに最適化されたUIが搭載されています。
↓のように、iOSやAndroidでおなじみのスクリーンキーボードやタッチ操作が可能です。
充電はUSB Type-Cで行います。↓
また、125%のストレッチゴールを達成したことから、「Sidekick」モードというものを搭載しています。
これは、↓のように外部モニタと接続した際に、CutiePiをキーボード+トラックパッドとしてりようできるというもの。
これは斬新ですね。AndroidやiOSにも搭載して欲しい機能です。
Early Birdは完売しており、現在の最安値は40ドル引きの189ドルで、CutiePi、各種アプリが入ったmicroSDカード、GPIO/MCU用ケーブルがセットになっています。
8月には金型を作り、量産をスタートさせ、11月の発送を予定しているとのことです。
kickstarterのプロジェクトページはこちらになります。
気になる方は、ぜひチェックしてみて下さい。
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