下記でご紹介した、株式会社CIO製のSufaceコネクタ⇔USB-Cケーブル「CIO-SCPD-1」
Surfaceユーザーには大変便利な代物です。
なぜかというと、SurfaceはUSB Type-Cでも充電できるものが多いですが、薄型筐体のため、ほとんどのノートPC同様Type-Cポートが豊富にあるわけではありません。
で、USB Type-Cで充電すると、ポートを一つ潰してしまうことになります。
通常のノートPCでは、↓のようなUSB Type-Cハブを使ってしのぐしかありません。
ですが、SurfaceにはSurfaceコネクタと呼ばれる独自コネクタがついています。
これを経由して充電すれば、USB Type-Cポートは丸空きになるのです。
さらに、マグネットでカチッと装着するタイプなので、かつてのMacBookのMagSafe同様、足に引っかけても簡単に外れるため、本体ごと落としたりすることがありません。
欠点は、Surfaceに付属するSurfaceコネクタ接続の充電器を持ち歩かないといけない点。
ポートがたくさんついたモバイルバッテリーや汎用充電器で、USB Type-CケーブルのようにSurfaceコネクタを使えたら最高なのに!
というSurfaceモバイラー達の切なる願いに応えてくれるのが、この「CIO-SCPD-1」なのです。↓
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商品はいたってシンプル。
ケーブル長1.5mで、↓のように片側がUSB Type-Cに、もう片側がSurfaceコネクタになっているだけ。
じゃ、とりあえず買うか、となるのですが、一点注意点があります。
それは、「15V/45W以上のUSB PD対応充電器」が必要ということ。
これは本ケーブルというよりはSurfaceコネクタやSurfaceの仕様によって必要になってくる要件です。
ルール上、USBは5Vまで、PDは20Vまでと電圧が決まっていて、Surfaceコネクタはそれとは別の規格です。で、本ケーブルの使用条件として、15VでPD対応のUSB充電器が必要ということは、おそらくSurfaceコネクタは電圧が15Vということなんでしょう。もしそうなら、5Vまでしか対応していない非PDのUSB充電器で使えないのはある意味当たり前です。
ここのところをよく見ずに「充電できないー!ウキー!不良品ー!!クレームー!!」とならないように、今回は丁寧に見ていきます。
また、15VはSurfaceコネクタ共通の電圧だとして、必要電力はSurfaceのモデルによって違うようです。
ケーブルはSurface Pro3/4/5/6/7、Surface Go、Surface Book1/2、Surface Laptop1/2が対応機器として明記されており、これらは45W以上が必要なのかもしれませんが、今回検証に使ったSurface Laptop Goに同梱のものは39Wです。
つまり、15Vは所与として、充電の電力はモデルによって違いそうです。(今回は検証していませんが、Surface Goシリーズも45w未満のようです)
検証した機器
今回は、Surface Laptop Goと、下記6種類の充電器、およびモバイルバッテリーで見ていきます。
Surface Laptop Goはクラムシェルタイプで最小・最軽量・最安値のSurfaceで、比較的安価ながら高品質なデザインと、タッチパッドやキーボードの完成度の高さが際立つ一台です。
本ケーブルをSurfaceコネクタと接続すると、↓のようにLEDが発光します。
検証1:15V/45W以上のUSB PD対応充電器
まずは、本ケーブルの使用条件である、15V/45W以上のPDに対応したチャージャーで見ていきましょう。
まずは、CIO純正で、100W4ポート搭載でさらにコンパクトという最強のGaN(窒化ガリウム)充電器、LilNob3C1A「CIO-G100W3C1A」です。
コチラは15V/3A出力に対応しています。↓のように、Surface Laptop Goほぼ上限の38wで充電できました。うん、これは間違いないです。
つづいてもCIO純正のGaNチャージャーで、コチラは65wで4ポート搭載ながら非常にコンパクトなLilNob Share。
USB-C単ポート出力で15V/3Aに対応していますが、↓のように15V/1.4Aとなりました。39wまではいきませんが、問題なく充電できます。
続いては、CIOの100w2ポートチャージャーです。↓
コチラはチャージャーとしてはパワフルですが、上記65wほぼ同様に15V/1.5Aとなりました。
CIO以外も見ておきます。
↓の65WのRAVPOWER製チャージャー。
コチラも15V/3A対応で、出力は15V/1.5Aとなりました。↓
以上、本ケーブルの使用条件にある「15V/45W出力以上のUSB PD対応充電器」では、いずれも15Vで20w以上の出力が出ました。
フル出力の38-39wまで出るか、20wまでになるのかがなぜなのかは、結論出ませんでした。2.5Aに対応しているかどうかなんでしょうか?正確に分かる人は教えてください。
検証2:15Vは出るが45wは出ない充電器
続いては、15V対応ながら電力が45wに満たない充電器を見ておきます。
Surface Laptop Goは付属チャージャーが39wなので、いけそうな気がしましたがいけました。
まずはCIO純正品「CIO-KJ-PD3」です。2,000円くらいの安価モデル。
こちらはPD対応ながら最大42wで、15Vだと2Aになります。
↓のように、15V/1.5Aで充電できました。
RAVPOWERの30Wもいけました。15V/2A対応です。
コチラも↓のように15V/1.5A。
というわけで、15Vが出れば、45W未満であっても、Surface Laptop Goなら充電可能です。
PC操作しながらでも、ちゃんとバッテリー残量も増えていきます。
ただ、これはSurfaceのモデルによると思いますのでご注意ください。
検証3:15V未満の電圧
これはダメだと思いましたがやっぱりダメでした。
最大12V出力のモバイルバッテリーでは、↓のように電流が流れません。
以上、検証でした。
Surface Laptop Goでは、電圧15V以上が出れば20w給電ができ、問題なく充電ケーブルとして使えました。
他のSurfaceモデルでも、15V/3A以上のチャージャーなら同様に使えると思います。
ただ、Surface Laptop Goについては、2.5A出るかどうかで、出力が20wか38wかが分かれていそうな雰囲気でした。(ここは判断材料が不足しているので断言はできませんが)
というわけで、Surfaceユーザー必携の充電アイテムである「CIO-SCPD-1」、Surfacerはぜひチェックしてみて下さい!↓
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