ゲーミングプラットフォームSteamを運営するValveが放つポータブルゲーミング機「Steam Deck」が、予約開始していた北米と欧州の一部の国で2月25日に発売されることが発表されました。
日本を含む、それ以外の国・地域ではまだ予約も受け付けていません。
予約対象国での人気がかなりのものだったので、グローバルで販売となると膨大な部材確保が必要となります。
下記でお伝えしたように、ゲームギア的に見える本体に似合わず、結構薄く軽くなっています。また、一般的なポータブルゲーミングデバイスには無い、左右のタッチパッドも操作感良好でした。
なによりSteamのゲームを快適にポータブルでプレイできるということで、PCゲーマーにとっては一刻も早く入手したい一台です。
ちなみにSteam Deckは3種類あります。
一番低いスペックの64GBモデルが399ドル(約4万4000円)、256GBモデルが529ドル(約5万8000円)、最上位モデルの512GB版が649ドル(約7万1000円)でした。
また、全モデルでmicroSDによるストレージ拡張に対応。
Arc LinuxベースのSteam OS 3.0が稼働し、スペックは下記の通り。
- CPU:AMD APU Zen 2(4コア8スレッド、最大448 GFlops FP32)
- GPU:8 RDNA 2 CU(最大1.6 TFlops FP32)
- RAM:16GB LPDDR5
- ストレージ:
- 64GB eMMC(PCI eGen 2 1枚)
- 256GB NVMe SSD(PCIe Gen 3 4枚)
- 512GB 高速NVMe SSD(PCIe Gen 3 4枚)
- 拡張ストレージ:microSD
- OS:SteamOS 3.0(Archベース)
- デスクトップ:KDE Plasma
- ジャイロセンサ:6軸IMU
- ディスプレイ:7インチ(1280×800)
- 外部出力:8k@60Hzまたは4k@120Hz(DP 1.4 Altモード搭載USB-C/USB3.2 Gen 2)
- 輝度:400ニト
- リフレッシュレート:60Hz
- Bluetooth:5.0
- Wi-Fi:2.4GHz/5.0GHz 2×2 MIMO
- バッテリー:40Whr
- バッテリー駆動時間:2~8時間のゲームプレイ
- サイズ:298x117x49mm
- 重量:約669g
カスタムAMD APUとなるZen 2の性能は高く、最新の3Dゲームを中~高画質でスムーズに動かす性能があります。実際、海外の先行ハンズオンでは、かなり重いタイトルまで相当スムーズに動いています。
Steamはシームレスに一体化されており、↓のように各タイトルの検索・購入・インストール・プレイまでが快適にできます。
Steam OSはProtonベースで、ProtonはWindowsとLinuxの両方のゲームを含めたソフトウェアを動作させられるだけでなく、本機にはWindowsをインストールすることも可能であることが明らかになっています。
日本でも予約開始された場合は北米・欧州同様に瞬殺が予想されます。
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