物理QWERTY搭載のAndroidスマートフォン「F(x)tec Pro1-X」が、ようやく生産と出荷を開始しました。
3月時点で一度生産開始の動きがありましたが、そこからさらに半年ほど遅れて、ようやく量産・出荷になったようです。
2020年にクラウドファンディングを開始して以降、2年ほど延期と仕様変更を繰り返しての出荷となります。前モデルは2019年に登場しており、その2代目。
当初搭載を宣言していたSnapdragon 835はQualcommが製造を中止し、本機は急遽Snapdragon 662に切り替え。さらに世界的な半導体不足のあおりも受けて、ここまでの大幅遅延になりました。
7月にようやく量産と出荷が開始し、8月にも一部出資者に発送予定。
↓のAstro Slide 5Gも2020年のプロジェクトでしたが、同じような運命をたどっています。近頃ようやく量産・出荷を進めています。
こちらもチップセット変更と2年以上の遅延という意味で、F(x)tec同様に小規模メーカーがサプライチェーンの混乱をもろに受けた形。
F(x)tec Pro-Xは、同社公式サイトで一般向け予約も開始しています。6GB/128GBが829ドル(約11万2千円)、8GB/256GBが899ドル(約12万円)となっています。スマホとして見た場合、スナドラ662搭載機としてはかなり高額ですが、物理QWERTYの付加価値をどう見るかで受け止め方は変わるでしょう。
メモリ以外のスペックは、Snapdragon 662、5.99インチ(2160×1080)AMOLEDディスプレイ、3,200mAhバッテリー、デュアルnano SIMとmicroSDカードスロット、243g重量。OSはAndroid 11で、ブートローダのアンロックにも対応し、Ubuntu Touch等Linux系OSも導入可能。
↓のように画面をスライドさせて、キーボードを出す仕組み。
画面を閉じれば通常スマホとしても利用可能。約14mm厚なので、一般的なスマホの倍くらいの厚みがあります。
同社公式サイトのこちらのページで、一般向けの予約を受け付けています。
デイリーガジェットYouTubeチャンネル!
(”ほぼ”毎日更新中!)
デイリーガジェットでは、UMPC(超小型PC)、スマホ、タブレット、レトロPCをはじめとして、商品のレビューやインタビューの動画を、YouTubeに”ほぼ”毎日公開しています。
デイリーガジェット動画部のVTuberである風林火山朱音とケンがゆるい感じにレポートしています。
ぜひ↓からチャンネル登録をお願いします!
コメント
コレクターアイテムかな?
欲しいかどうかと聞かれたら
素直に要らない… 過去にも同じタイプでレアアイテム化した製品が記憶にある。
普段使いで横向きってあんまり無いし、ゲームぐらい?かと言ってキーボード使うようなゲームもそうそう無いからキーボード付けるならダブル画面の方が良いような気がします。結局サイズ的に親指の腹で押すか人差し指で押すかですね。効率的にどうでしょう?
一般向けじゃなくて出先で記事をまとめたり頻繁にメモする人向けなのかな?キーボード外付けやBluetoothで繋げれば好きなキーボード使える。本体1つに収まる利点はメリットと言えるのか?
キーボード上で手書き認識とかスタイラスペンを付ければ売れるのかどうかは知らんけど… 画面も縦画面のままキーボード使えれば良いのにと思いました。CPUグレードダウンしてこの値段は厳しいですね。
予約台数や販売台数も調査してもらえるといいですね。