昨今、ラズパイベースのポケットPCが多く出てきています。たとえば↓でお伝えした「Decktility」など。
ただ、今回ご紹介する「Hand386」は、ラズパイでもエミュレーションでもなく、40MHzのIntel 386sx互換プロセッサを内蔵し、ネイティブでMS-DOSやWindows 3.x、Windows 95を動かせるという胸熱ポケットPCです。
AliExpressのこちらのページで3万円ほどで販売されていましたが、残念なことに現在は売り切れ中。
本機を冗談半分で注文した海外のレビュワーが、実際に386上でWindowsやDOOMが動くことも確認しています。
アリエクはハズレや詐欺まがいもありますが、こういう当たりもあるのでやめられません。
40MHz 386sx互換のM6117DプロセッサとM1217チップセット、8MBシステムメモリ、ストレージには1GBコンパクトフラッシュを利用しています。
ほか、VGA、3.5mmイヤホンジャック、USB Type-A、PS/2コネクタも搭載。基板は↓です。コンパクトフラッシュ……懐かしい。
ディスプレイは740×480ピクセルの256色カラー表示。256色あればDOSやWin95には十分でしょう。
サウンドはヤマハYMF262-M OPL3カード、バッテリー容量は2,500mAhです。
サイズは150x130x16mmとコンパクトです。
なにより↓のようにQWERTYキーボードとディスプレイをこれだけの小型筐体に詰め込み、その上でWindows 3.xや95、MS-DOSがネイティブで動くというのは胸熱すぎます。
SWライセンスの関係もあるのでしょうが、ぜひ再販してほしいものです。
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