新型格安8インチ小型タブレット決定打レビュー!widevine L1対応版Alldocube iPlay 50 mini Pro NFE【ネトフリ高画質も対応】

今回は、新たに発売になった8インチ小型Androidタブレット「Alldocube iPlay 50 mini Pro NFE」をレビューします。

↓でレビューした「Alldocube iPlay 50 mini Pro」に”NFE”がついたマイナーバージョンアップ版。

iPad miniサイズの8インチクラスAndroidタブレットで、”マトモ”なスペックの機種がこれまでありませんでした。 ほとんどは...

スペックや外装は同じで、「Alldocube iPlay 50 mini Pro」では対応していなかったwidevine L1に対応したものが今回のNFE版です。

これにより、NetflixやHuluなどの有料サブスク動画を高画質再生できるようになりました。(widevine L1でもNetflixは高画質再生非対応の機種も多いですが、本機はNetflix含め対応しています)

「なんで最初からL1にしないんだ!」と思いながらも2台目のiPlay 50 mini Proを購入しました……。

ただ、最大の欠点だったwidevine L3問題が解消したことで、まさに8インチ格安Androidタブレットの決定打とも言える機種になっています。

Helio G99搭載、nano SIMによるモバイルデータ通信対応、GPS対応、3.5mmイヤホンジャック搭載、FullHD+の高画質ディスプレイなど、2万円台を超越したコスパです。

一方で、最初に書いておくと本機のデメリットは3つあります。

一つがシングルスピーカーであること、もう一つがジャイロ非搭載、そして生体認証非搭載であることです。

これらが許容可能であれば、良い買い物になるでしょう。

本機は現在、アマゾンのこちらのページで、税込26,999円から6,000円OFFで販売中。12/29まではクーポンコード「MINIPRONFE26」適用で更に1,300円ほど安くなるようです

それでは見ていきましょう!

widevine L1対応版Alldocube iPlay 50 mini Pro NFEレビュー!新型格安8インチ小型タブレット決定打【ネトフリ高画質も対応】

外観とスペック

まず同梱物は、本体のほかUSBチャージャー、USB Type-A to Cケーブル、SIMピン、マニュアルです。

マニュアルは日本語にも対応していますが、ボタンの名称が書いてあるだけなので特に読む必要はありません。

チャージャーは10wのUSB-Aタイプ。

iPad miniに近い8インチクラスでコンパクト。ディスプレイ発色は良好です。

iPad mini 6よりも幅がスリムなので、↓のように片手でもホールドできるコンパクトさになっています。

厚みも実測で7.6mmと薄めです。

スペックを見ておきましょう。widevine以外は、無印のiPlay 50 mini Proと同じです。

SoCには、6nmでCortex-A76 x2とA55 x6のオクタコアであるMediaTek Helio G99を採用。GPUはMali-G57 MC2。廉価機の中では一番速い部類です。

ほか、8GB LPDDR4 RAM、256GB UFS2.2ストレージ、最大512GB microSDカードスロット、8.4インチ(1920×1200)IPSディスプレイ、リア13MPフロント5MPカメラ、5,000mAhバッテリーという構成。

デュアルnano SIMによるモバイルデータ通信、GPS、18w急速充電に対応し、通信はWi-Fi5とBluetooth 5.2。ポート類はUSB2.0 Type-C、3.5mmイヤホンジャック、SIM/microSDスロットです。

対応バンド帯は、GSM:B2/3/5/8 WCDMA:B1/2/5/8 TDS: B34/39 FDD:B1/2/3/4/5/7/8/20/28AB TDD: B38/39/40/41となっています。

widevineはL1で、GPS対応。センサ類は重力センサのみで、ジャイロ等は搭載していません。

画面はベゼルも薄めです。↓

背面にはシングルカメラとセルラーアンテナのほか、シールで技適番号も記載されています。

上部にはUSB Type-Cポートと3.5mmイヤホンジャック。↓

底部にはシングルスピーカー。昨今は廉価タブレットであっても、デュアルスピーカーやクアッドスピーカーのものが増えてきましたので、コスト削減のためとはいえモノラルは残念です。

サイドには、SIM/microSDスロット。

↓のように排他方式のスロットになっています。

逆側には音量と電源ボタンです。

重量は実測で307gです。

実際の使い勝手

つづいて実際の使い勝手を見ていきます。

初期設定を終えたホーム画面が↓の通り。

デフォルトでアプリはホーム画面に全表示されアプリドロワーはありません。

上記以外に↓がプリインアプリの全てです。大半が素のAndroidプリインアプリでシンプルな構成。

設定画面は2ペインにはなっていますが8インチにしては文字が大きく、1画面に表示できる情報量が少ないです。

開発者モードでいじってもいいですが、「表示サイズとテキスト」でフォントサイズと表示サイズを最小にすれば改善します。

デフォルトでは↓のところ、

最小にすれば↓まで表示が改善します。

デイリーガジェットを表示すると↓の通り。

YouTubeを再生すると、16:9の動画は横向きで上下に黒帯。画質は良いですが、サウンドはモノラルスピーカーだけに廉価タブレットらしいチープめな鳴り方です。

原神はデフォルトで最低画質。低画質にすればデバイス負荷「やや高い」になりますが動作は問題ありません。

画面分割にも対応。↓のように縦向きも、

↓のように横向きも。分割比率は10インチ機であれば変えられますが、本機は1:1のみです。

ベンチマークスコア

最後にベンチマークスコアを見ておきます。

Geekbench 6のスコアが、シングルコアで705、マルチコアで1858です。Helio G99なので、廉価機としては高めです。

GPUスコアは1295でした。

参考までに、最近レビューした機種のシングルコア・マルチコアスコアは↓の通り。

  • UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):379/1372
  • Snapdragon 680(Redmi Pad SE):419/1453
  • UNISOC T616(Headwolf FPad3):453/1545
  • Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):708/1867
  • Helio G99(Blackview A200 Pro):732/2049
  • Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):882/1966
  • Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):954/2353
  • Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):1304/3289
  • Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):1306/3507
  • Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):1341/3044
  • Apple A12 Biocnic(iPad mini5):1343/2973
  • Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):1809/4559
  • Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):2023/5235
  • Apple A15 Bionic(iPad mini6):2067/4894

GPUスコアは下記の通り。

  • Snapdragon 680(Redmi Pad SE):346
  • UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):448
  • UNISOC T616(Headwolf FPad3):506
  • Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):1272
  • Helio G99(Blackview A200 Pro):1305
  • Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):1346
  • Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):2335
  • Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):3274
  • Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):3365
  • Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):4464
  • Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):6136
  • Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):7138
  • Apple A12 Bionic(iPad mini5):8,863
  • Apple A15 Bionic(iPad mini6):19373

ストレージはUFS2.2なので、これまた廉価機としては読み書き速度速めです。

欠点が許せれば格安8インチタブレット決定打!

以上、「Alldocube iPlay 50 mini Pro NFE」を見てきました。

冒頭にも書いたとおり、iPlay 50 mini Proで最大の欠点だったwidevine L3問題が解消したことで、まさに8インチ格安Androidタブレットの決定打とも言える機種になっています。

ただ、シングルスピーカー・ジャイロ非搭載・生体認証非搭載であるという大きな欠点もあるため、これらが許せれば間違いなく8インチAndroidタブレットの決定打といえるでしょう。

ドコモのdtab CompactやレノボのLEGION Y700など、本機以外にもスペックがマトモな8インチタブレットはありますが、dtab Compactは7万円というあり得ない価格ですし、LEGIONは中国のみ販売のため、デフォルトでは英語と中国語のみ対応かつPlayストア非搭載です。

というわけで、格安8インチ小型タブレットをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!

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コメント

  1. みょん より:

    イヤホンジャックの位置が良くないので、ラバーケース使用時に横置き動画視聴だと有線接続が困難なのも変わってれば良かったけど、流石に2台目は買いませんね。
    お疲れさまです。

  2. t_ando より:

    widevine対応外だった旧機種使ってますが、フォントを小さくすると突然スクロールできなくなる不具合あるのですが、何かいい方法あるのでしょうか?
    ただ、フォントサイズを元に戻すと直るので、この欠点治れば更に良いのですが。
    この機種を超えるコスパの機種を見たことがないです。