PS VitaやPSPに似た、Ryzenを搭載したゲーミング用のハンドヘルドPCである「Smach Z」を下記で取り上げました。
本機は、1920×1080ピクセルのタッチ対応6インチディスプレイに、物理ゲームコントローラー、Radeon VegaグラフィックスとAMD Ryzen Embedded V1605Bプロセッサを搭載しています。
本モデルはそのコンセプトやスペックの高さから期待する声がずっと高いのですが、いかんせん2014年から延々と開発が続けられていることから、近年は「本当に出るのか?」という懐疑的な声も多くなってきました。
ただ今年に入って動きが出てきています。
まず、上記の記事に書いた通り、こちらで予約販売が開始されました。
また、下記のようなプロモーション動画も公開されました。
加えて今回、下記のゲームプレイ動画も公開されています。
そして今回、来週ロサンゼルスで開催される世界最大のゲーム見本市であるE3(Electronic Entertainment Expo)で、最終品を展示することが決まったようです。
また、出荷に関しても、アナウンス通り今年出荷をする予定だ、としています。(ただし本当に守られるかは不透明です)
スペックについても、下記の通り公開されています。
- ディスプレイ:6インチ
- 入力:ゲーミングボタン、アナログスティックにカスタマイズ可能なタッチパッド
- CPU:AMD Ryzen Embedded 1605Bクアッドコア
- グラフィック:Radeon Vega 8
- USB Type-A、Type-C、micro USB
- 拡張性:microSDカード、Displayポート、Wi-Fi、Bluetooth、3.5mmジャック
- OS:Windows 10 Home、Linux(Smach OS Linux)
- RAM:4GB〜16GB(DDR4-2133)
- ストレージ:64〜256GB SSD
- カメラ:500MPが搭載可能
- バッテリー:3,200mAh
- カラバリ:ブラック、グリーン(Radioactive Green)、ブルー(Indigo)、ホワイト(Pearl White)、レッド(Red Fire)、ゾンビ、ゴールド(Golden)
上記スペックはレンジ表記ですが、予約では、下記の3パターンから選べて、$629(約6万8千円)~です。
- Smach Z:4GB RAM/64GBストレージ/カメラ無し:$629=約6万8千円 (希望小売価格:$699=約7万5千円)
- Smach Z Pro:8GB RAM/128GBストレージ/5MPカメラ:$809=約8万7千円 (希望小売価格:$899=約9万7千円)
- Smach Z Ultra:16GB RAM/256GBストレージ/5MPカメラ:$989=約10万7千円 (希望小売価格:$1099=約11万9千円)
ゲーミングデバイスということでバッテリー駆動時間が気になりますが、公式によると、使い方によって2~7時間ということです。
ヘビーなタイトルを遊べば、2時間くらいというイメージでしょう。
また、45分でフル充電ができるようです。
いずれにせよ、E3での展示が、一つの判断材料になると思います。
おわり