GPD社の著名なUMPC(超小型ノートパソコン)であるGPD Pocket2。
7インチサイズでポケットに入るモデルです。
そこに、廉価版のマイナーチェンジモデルが発売されました。
現行の廉価版モデルであるGPD Pocket2 Amber Blackと同様にCPUはCeleron-3965Y、8GB RAMを搭載していますが、ストレージが128GBから、倍の256GB eMMCとなり、カラーもAmber Blackに加えてシルバーも追加になっています。
また、発熱やバッテリー駆動時間も改善されているようです。
すでに、GPDのオフィシャルサイトで販売開始されています。
540ドル(約57,000円)で、日本へも出荷可能です。
既存モデルおさらい
ラインナップが複雑になってきたので、簡単におさらいします。
GPD Pocketシリーズの現行最新モデルは、3つあります。
7インチのGPD Pocket2と、その廉価版であるGPD Pocket2 Amber Black、そして8.9インチのGPD P2 Maxです。
それぞれざっとおさらいしますと、
GPD Pocket2 Amber Black(廉価モデル)
まず廉価版のGPD Pocket2 Amber Blackは、8GB RAM/128GB eMMC/Celeron 3965Yを搭載したベーシックスペックですが、価格が5万円台で、本体はガンメタリックなカラーリングです。
このモデルのストレージが倍になったマイナーアップデート版が出た、と考えれば良さそうです。
↓のアマゾンのページの先から購入できます。
GPD Pocket2(標準モデル)
無印のGPD Pocket2は、8GB RAM/128GB eMMC/Core m3-8100Yを搭載しており、Amber BlackよりもCPUが高性能です。
本体はシルバーで、価格は8万円前後です。
GPD P2 Max(大型モデル)
そしてハイエンドモデルが、8.9インチとiPad miniとほぼ同サイズの大型となるGPD P2 Maxです。
こちらは8GBもしくは16GB RAM/256GBもしくは512GB SSD/Core m3-8100YもしくはCeleron-3965Yが搭載されています。
タッチパッドが付いていることが特徴で、8GB RAM/256GB SSD/Celeronモデルが約6万円台後半です。
また、16GB RAM/512GB SSD/Core m3モデルも9万円を切ります。
UMPCの実際の使い方をヒントにしたバージョンアップ
GPD社によれば、実際のユーザーのUMPCの使い方は、ヘビー用途よりはライトに、細切れ時間に使われることが調査から判明したことが、今回のマイナーアップデートを実施した理由とのことです。
つまり、ハイエンドなCPUによる高速かつ高負荷な処理というよりは、そこまで重くない処理を、発熱やバッテリー駆動時間のストレス無く快適にできることの方が、実際のUMPCユーザーエクスペリエンス的には重要と考えたようです。
そのため、CPUはCeleronのままで、ストレージやバッテリー駆動時間などを改善したモデルを出したとのことです。
この事実は、デイリーガジェットの↓の集計結果とも整合的です。
おわり
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