LinuxのディストリビューションであるOpenDinguxが稼働する携帯型ゲーム機「RG350P」をレビューしていきます。
ゲームコントローラーがついた携帯ゲーム機型のLinux端末です。
エミュレーターがたくさん入っているので、ROMがあれば各種プラットフォーム向けのゲームがプレイできます。そういった使い方がメインなのでしょう。
↓でレビューしたRG350のマイナーバージョンアップ版です。
基本スペックは同じですが、コントローラーが結構変わっていますので、350との比較も見ていきましょう。
価格は、アマゾンの↓から11,290円となっています。
同梱物は、本体のほか充電用USBケーブル、マニュアル、クイックスタートガイド、画面保護シートです。
筐体はおなじみのコンパクトなサイズ感。軽くてボタン類の操作性も悪くなく、まさに携帯型ゲーム機です。
スケルトンの外装がかっこいいです。
スペックは下記の通りです。
- OS:OpenDingux(Linuxベース)
- ストレージ:本体16GB + 32GBカード
- CPU:JZ4770
- RAM:512MB DDR2
- ディスプレイ:3.5インチIPS(320×240)
- メモリ:16GB
- 外部メモリ:MicroSD(TFカード)最大256GB
- カラー:黒、透明
- ボタン:十字キー, ABXY, L1, R1, L2, R2, JOYSTICK, START, SELECT, 電源on/off, -VOL+, RESET, 振動モーター
- サイズ:14.5cmx7.3cmx1.4cm
- バッテリー容量:2,500mAh
- 同梱物:本体、USBケーブル(Type-C)、microSDカード、説明書
メモリ周り含めて基本スペックは前モデルのRG350と同じです。ただ、下で見ていくように、コントローラーやポート周りなど、外装は結構異なっていますよ。
重量は、実測で約174gでした。一般的なスマホと同じか、それよりも軽いくらいです。
この軽量さと、1万円ちょっとというお手頃価格で人気です。
では、ボタンやポート類見ていきましょう。
RG350Pが上で、前モデルのRG350が下になっています。上部はまったく同じですね。右肩と左肩に、それぞれR1/R2、L1/L2ボタンが、充電や出力用のUSB Type-Cが2つ、HDMI、そして3.5mmイヤホンジャックという並びです。
左側面は異なります。↓は左が350P、右が350ですが、新モデルの方は音量上げ下げボタンがついています。350は底面にまとめられています。350Pになって、よりスマホに近づいた配置になっています。
右側面も同様で、左の350Pには電源ボタンが、右の旧350には何もありません。左右側面に電源・音量ボタンがついたんですね。
底面はかなり異なっています。
上が350P、下が350ですが、まず新モデルの方は、スピーカー穴、microSDカードスロットが2つ、そしてリセットボタンです。対する旧350の方は、スピーカー穴のほかは、電源、音量、リセットボタンと、microSDカードスロットが1つだけです。
新350Pの方は、システムが左側のmicroSDに、データ用がもう一つのmicroSDに、という分担になっています。
背面は、左が350Pですが、滑り止めのゴムがついています。ホールド感が安定するようになりました。
そして最重要なメインコントローラー部です。上が新350P、下が350ですが、350Pの方はジョイスティックが下側にまとめられています。つまり新RG350Pの方は、よりプレステに近いコントローラー配置に、旧RG350はXBoxに近い配置になっています。
システムは同じです。L/Rでタブを移していく仕組みです。
まずapplicationsには、ターミナルやファイルマネージャーなど、各種ソフトウェアが入っています。
emulatorsタブには、DOS、ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ワンダースワン、メガドライブ、プレイステーション、ゲームボーイアドバンス、スーパーファミコン、アーケードなど、複数プラットフォームのエミュレータが搭載されています。
gamesタブには、プリインされているゲームが入っています。こちらはエミュレータではなく、FreeDoomなどのOpenDinguxで稼働するゲームたちですね。
settingsには設定関係のアイコンが並びます。
軽量で持ち心地良く、動作も軽快でバッテリーの持ちも良いので、いわゆる中華ゲーム機の中ではよく出来た一台として定評があるようです。
ゲーム機としてもそうですが、Linux端末としても中身が見えやすくなっており、色々面白いことができそうな雰囲気があります。
アマゾンで↓から11,000円ほどで販売されていますので、気になった方はぜひチェックしてみて下さい。
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