先日、ASUSがZenBook Pro Duoを発表して話題になりましたが、インテルがそれに似た、さらに面白いコンセプトPCを披露しました。
まずはZenBook Pro Duoおさらい
一言でいえば、↓のようにキーボード上部にセカンドスクリーンが搭載されたノートPCです。
主にプロのデザイナー向けのようですが、スペックもモリモリです。
- メインディスプレイ:15.6インチ(有機EL)
- セカンドディスプレイ:14インチ(ScreenPad Plus)(32:9 3840×1100 4K)
- CPU:Core i9(第9世代)もしくはi7 H-series
- RAM:最大32GB
- ストレージ:1TB SSD
- GPU:Nvidia RTX 2060
テンキー部分がタッチパッドにもなるところが面白いですね。
MacBook ProのTouchBarが巨大化したようなイメージです。
インテルが出したプロトタイプのゲーミングノートPC
続いて、インテルのコンセプトPCは、↓の通り。
名前は「Honeycomb Glacier」といいます。
見た目はよく似ています。
メインスクリーンと、キーボード側にサブディスプレイがついています。
下記のように、ゲームでチャット画面をサブディスプレイに表示したり
下記のように、ダンジョンのマップを表示したりといったユースケースを提示しています。
ゲーミングノートPCとして提示してあるだけあって、ゲームのユースケースが多くあります。
写真編集をしながらサブディスプレイでサムネイルを多数表示したりといった、クリエイターのユースケースも出されました。
さて、ここまではASUS ZenBook Pro Duoと何も変わらないのですが、インテルのプロトタイプはこれだけでは終わりません。
下の写真を見て下さい。
そうなんです。
サブディスプレイの下部にもヒンジがあり、グイッと全体が持ち上がるようになっています。
首を上下に動かさなくとも、イマーシブなゲーミング体験ができるというものです。
↓の紹介動画を見ると、具体的な機構が分かります。
COMPUTEX2019でインテルが出した試作機は、15.6インチ1080pのメインディスプレイ、12.3インチ1920×720のサブディスプレイです。
また、第9世代Coreプロセッサと、NVIDIA GeForce GTX 10シリーズのグラフィックが搭載されています。
ゲーミングノートPCの名に恥じないモリモリスペックです。
2画面端末が盛り上がりの兆し
上記でご紹介したASUS ZenBook Pro Duoや、Intel Honeycomb Glacierだけでなく、近年は新しいタイプの2画面端末が盛り上がりを見せています。
たとえば言わずもがな、SamsungとHuaweiが折りたたみ式のスマホを出しました。
また、LGはサブディスプレイ搭載のスマホケースを発売しています。
裏表両面にディスプレイがあり、片面は電子ペーパーというユニークなタブレットも登場します。
Lenovoの2画面ノートPCであるYoga Book C930、先日発表され2020年発売予定の折りたたみノートPCもあります。
いずれもまだ、ユニークさやコンセプト提示にとどまっている印象で、広く市場に受け入れられてはいません。
ただ、今後ソフトウェアやユースケースが充実してくれば、また楽しい体験をもたらしてくれるかもしれません。
この分野の成長を、楽しみに待ちたいですね!
おわり