ついに出た!タッチパッド搭載iPad mini 6ノートPC化アイテムレビュー

これまでデイリーガジェットでは、iPad miniに装着してノートパソコンとして使えるようになるキーボードケースは、見つけ次第すべて購入し、洗いざらいレビューしてきました。

今回、おそらく初めてとなるタッチパッド搭載のものを発見したので即購入しました。レビューしていきます。↓

こちら、アマゾンの↓のページで7,999円で販売中です。

このタイプのキーボードケース共通のデメリット

これまでレビューしてきたものをおさらいです。

一世代前のiPad mini 5までの筐体に合うものは、↓で比較レビューしました。

今回は、iPad miniに装着してノートパソコン(クラムシェル型)として使えるキーボードカバーをまとめてレビューしていきます。 ...

筐体デザインが大きく変わった最新のiPad mini 6に合うものも出てきており、↓でレビューをアップ。

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今回は、iPad mini 6に装着してノートパソコンのように使えるキーボードケースをレビューします。iPad miniで調べ物をしながら文...

このタイプのキーボードケースを多数レビューしてきて、共通するデメリットがあります。それは、

  • タッチパッドが付いていない
  • 記号系キー(特にカッコ)がFn同時押しになっている

上記どちらも、iPad miniのフットプリントの狭さに起因する設計上の妥協ポイントでした。

1点目は、iPadOSのPC化によってカーソル操作が快適になっていますし、ノートPC形状で使うならタッチ操作よりもタッチパッドの方が使いやすくなります。そのため、タッチパッドはあるに越したことはありません。

2点目は、そもそも文章入力でカッコがFn同時押しというのはかなりのストレス。

そして今回レビューするケースは、これらのデメリットをいずれも解消しています。タッチパッドを搭載し、記号キーも一般的な配列に近づけています。しかもRGB発光するキーボードバックライトや、2-in-1機構までついています。

ただし、その分キーピッチがかなり狭くなっており、手が大きい人にはタイピングしにくくなっています。

ということで、見ていきましょう。

スペックと外観チェック

同梱物は、キーボードケース本体とUSB Type-C to Aケーブル、マニュアルです。マニュアルは英語と中国語。

iPad miniはハメコミタイプでなく、↓のようにマグネット装着タイプ。着脱が簡単なのは便利です。そこそこしっかりくっつきます。

バッテリー容量は500mAhで、スタンバイは60日間。駆動時間は、バックライトONだと最大5時間、OFFだと300時間となっています。

Bluetooth接続は、右上の電源ボタンを押して起動したのち、fn+cキー。

装着すると、上部は開いていますのでApple Pencilはそのままくっつきます。↓

右側面には、iPad miniと同じ方向に充電用USB Type-Cポート。↓

逆側面には特に何もついていません。↓

底面には4つのゴム脚。↓

天板はカメラ穴だけが開いています。装飾などはなく、プラスチッキーな外観です。↓

画面は180度開きます。↓

ですが、ある程度の確度になると画面側に倒れますので、デスクに置いてクラムシェル形状で使えるのは120-130度くらいまでです。

重量は766g。これまでレビューしてきたiPad mini 6用ケースの中では最重量です。

2-in-1機構もついてる

ディスプレイは180度回転して折りたたむことで、タブレット形状でも使える2-in-1タイプ。↓のOne-Netbook A1やGPD Pocket 3と同じ機構です。

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ただし、タブレット形状にした時は、↓のようにキーボード部と画面の間に1cmほど隙間が空きます。

不便で仕方ないわけではありませんが、あくまでクラムシェル形状をベースとして、緊急避難的に使うのがよさそう。タブレットとして長時間使いたい場合は、取り外すのが良いでしょう。

キーボードは極小キーピッチ

さて、続いて本機最大の特徴であるキーボード・タッチパッド部です。

まず配列ですが、↓のように、他のキーボードでは省略されがちなカッコ等の記号キーもきちんと独立しています。また、タッチパッドもこのサイズにしては最大限に広く取られています。

輝度調整やホームなど、特殊機能もfn同時押しでアクセスできます。バックライトはfn+cmdで明るさを、fn+altでカラーを切り替えられます。

キーボードやタッチパッドについては、まさに”全部入り”。

ただ、その弊害で、キーピッチは14mmとかなり狭くなっています。一般的なキーボードは19mm以上ありますので、それよりも5mm狭いです。

1キー当たりでは5mmですが、実際に使ってみると想像以上に狭いです。手が大きめな人は、タッチタイピングにかなり苦労するでしょう。

タッチパッドは、カーソル速度を速めに設定すれば、Magic Keyboardと同じくらいの追従速度になります。感度も悪くありません。

他のキーボード同様に、一度スリープに入ってしまうと再起動まで3~5秒待たされます。iPad miniを開いてすぐにタイピングを始めたい場合などはストレスを感じるでしょう。

手の大きさで評価は全く違う

本機の評価、難しいです。

独立した記号キーや広いタッチパッド、バックライト、2-in-1機構など、iPad mini用のケースで省略されがちな機能をすべて詰め込んでいる点は評価できます。

ただ、その分本体は重く、キーピッチは狭くなっています。

手が小さい人で、キーピッチ14mmでタッチタイピングができる人にとっては良いでしょう。ただ、手が大きい人は、キーボードとしてはかなり使いにくくなります。

というわけで、本機の評価は、手の大きさで左右されると思います。私は大きいので、文字入力はちょっと厳しかったです。

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