近年、ノートパソコンのトラックパッドが使いやすく進化しており、マウスを持ち運ぶシーンは少なくなりました。
とはいえ、細かい作業を行う場合や、「やっぱりマウスで操作したい」という方、またポインティングデバイスに恵まれないUMPC(超小型ノートパソコン)を持ち運ぶ場合など、マウスの持ち運びニーズは根強くあります。
持ち運ぶためのマウスを選ぶ時、いくつか判断ポイントがあると思います。
↓でご紹介したのは、とにかく小さいマウス。
↓の写真からも分かるように、7インチのOneMix2Sと比較してもその小ささが目立つ、Digio3を取り上げました。
もちろん、マウス本体の小ささは一つの要素ではありますが、持ち運びやすさと使いやすさのトレードオフを考えた場合、もしかすると「小ささ」よりも「薄さ」の方が重要かもしれません。
パソコンは「小ささ」より「薄さ」で進化してきた
↓にも書いたように、モバイルノートパソコンも、「より小さく」よりも「より薄く」の方向に進化してきました。
「より小さく」はUMPCですが、これは依然としてニッチなポジションです。
むしろ「より薄く」の方は、MacBook AirをはじめとするUltrabookから始まり、現在に至るまで、モバイルノートパソコンの主流になっています。
大きさは13.3インチで、本体を薄く―
サイズが小さい方が持ち運びやすいように思いますが、使いやすさを考えると、ディスプレイは13インチの方を多くのユーザーは選択します。
また、それほど小さくなくとも、B5やA4サイズであれば、カバンに入れてもかさばることはないということで、モバイルノートパソコンは「13.3インチの薄型」が支配的になっています。
マウスもそうかも – MW001開封
マウスについても、まったく同じことがいえるかもしれません。
今回、Luibor様より「WM001」という薄型マウスをご提供いただき、しばらく使っていてそう感じました。
結論から言うと、これはかなり満足度が高い商品でした。
今回ご紹介するLuibor「WM001」マウスは↓のリンクの先から購入できます。
カラーはブラック、ホワイト、ローズゴールドの3色で、今回はブラックです。
さっそく見ていきます。まず外箱は↓のようにシンプルでオーソドックスなものです。
内容物は下記の通り、本体のほか、取扱説明書、充電ケーブル(USB Type-A – microUSB)、変換アダプタ(USB Type-A – USB Type-C)です。
無線マウスは乾電池駆動のものも多いですが、本製品はmicroUSB充電です。
パッケージでは、ターゲティングや10m無線伝送のほか、静音設計を訴求しています。クリックの音ですね。
本体は、↓のように薄いです。また、マットな素材は高級感があります。
↓のように、ホイールのほかに、「デスクトップに戻る」と「DPIキー」の2ボタンがついています。
ホイールに近いほうが「デスクトップに戻る」で、これをクリックするとすべてのウィンドウが最小化され、デスクトップが表示されます。
また、「DPIキー」を押すと、3段階でマウスカーソルの動きの速さを調整できます。
細かい作業をしたい場合などは一番遅くすると正確なカーソル移動ができます。
充電用のmicroUSBポートは、↓のように先端部についています。後述しますが、これが実は便利です。
無線はBluetoothでなくUSBドングルタイプです。ドングルは、↓のようにマウス底面に収納できるようになっています。
同梱のUSB Type-A – Type-Cアダプタを使えば、USB Type-CのみのPCにもドングルを挿すことができます。
このほか、底面には電源スイッチも搭載されています。
ドングルを10.1インチ小型のレッツノートRZ5に挿した様子が↓です。少し飛び出ていますが、特に気になりません。
使い勝手はとても良好
本製品をしばらく使っていて、冒頭書いた通り、持ち運び用のマウスも「小ささ」よりも「薄さ」だと感じました。
本体は↓のように薄くなっています。
それでいて、使いづらくなるほどには薄くないので、カバンで存在感を感じさせない一方、実際に使うとちゃんとグリップ感がある、絶妙なサイズになっています。
また、重量も、乾電池駆動のものはズシリと重くなりますが、本製品は66gと軽く、そういう意味でも持ち運びに最適です。
10.1インチの最小サイズのレッツノートと比較しても、↓の通り持ち運びにはちょうどいいサイズです。
そして実際に拡げて使うと、↓のように、小さすぎず、操作しやすくなっています。
やはりマウスがあると、特に外出先でデスクに座って作業をするのは、非常にはかどります。
開封の節にも書いた通り、本製品はマウス先端部に充電用のポートが空いています。
これが意外に便利で、もし万が一充電が切れても、↓のようにモバイルバッテリーと接続しながらマウスを使えます。
また、左右対称デザインなので、右利きも左利きも両方の人が使えます。
そしてパッケージでも訴求されていたように、クリック音は非常に静かです。
サイズや重量を含め、このようなちょっとした使いやすさの工夫が随所に感じられました。
地味で目立たない存在ですが、使ってみた満足度は非常に高かったので愛用しています。
改善してほしかった点
満足度は高いですが、ここを改善してくれたらもっと完璧だな、と思う点が三つあります。
一つ目が、充電はmicro USBではなく、USB Type-Cにして欲しかったですね。
二つ目は、個人的にはあまりたくさんのボタンがついている必要はないと思うのですが、親指部分に「戻る」「進む」ボタンがついていると良かったです。
三つ目は、やはりBluetooth対応してほしかったですね。
そのくらいで、それ以外については、完成度が高い製品だと感じます。
これで税込1,200円ほどなので、持ち運び用のマウスを検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
ご紹介したLuibor「WM001」マウスは↓のリンクの先から購入できます。
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