昨今、GPD社やOne-Netbook社のような中国の中小メーカーに加えて、ASUSやレノボのような大手メーカーからも新機種登場が相次いでいるポータブルゲーミングPC。
この世界に、新たな機種が登場しました。
それが↓のNanoPlayです。
こちら、Ryzen Z1 Extremeを搭載していながら、クラファン価格499ドル(約7万5千円)~という現実的なプライス設定になっています。
Ryzen Z1 Extremeは、↓でレビューしたASUSの「ROG Ally」や、
↓でお伝えしたレノボの「Legion Go」に搭載されたチップセット。
中華系中小メーカーの多くが採用するポータブルゲーミングPCの最上位機種に搭載されているRyzen 7 7840Uと同等のパフォーマンスを持っています。
価格ですが、最上位CPU搭載機で見ると、この世界はValveのSteam Deckが10万円切り、ASUSやレノボが10万円前後ともっとも安く、中華系中小メーカー品が10万円台半ば~20万円台になっているという、謎の逆転現象が起こっています。
中華中小系メーカーが大手メーカー参入前にエンジョイした高い値付けを引きずり、新たな競争環境に適応できていない状況で、大手メーカーに主プレーヤーが移っている過渡期となっています。が、本来は中小メーカー品のほうが安価になるのが普通です。
そういう意味では、Ryzen Z1 Extreme搭載で10万円を下回るプライスであれば、大手と比べても競争力ある値付けとなるでしょう。
その他スペックは、7インチ(1920×1080)IPSタッチ対応ディスプレイ、165Hzリフレッシュレート、16GB LPDDR5x RAM、512GB~4TB PCIe5.0 NVMe M.2 2280 SSD、48Whバッテリー、Windows 11となっています。
通信はWi-Fi6EとBluetooth 5.3をサポートするほか、指紋認証センサ、Dolby Atmosスピーカー対応。
ポート類はUSB4.0 Type-C x2、USB3.2 Gen2 Type-C x2、USB3.2 Gen1 Type-A x2、3.5mmイヤホンジャック、microSDカードスロットなど、かなり充実しています。
さらに重量700gと比較的軽量です。
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