150ドル(約16,000円)という低価格で購入できるLinuxスマホこと「PinePhone」。
モバイル利用に最適化された、PostmarketOSやUbuntu Touch、KDE Plasma Mobileなどを動作させることを想定しています。
また、このPinePhone、なんとFirefoxやGIMP、LibreOfficeのような、Linuxのデスクトップアプリケーションも動作させることができるのです。
現在、「Braveheart edition」と呼ばれる初期ロットの発送が開始されています。
そして受け取ったユーザーの一人が、↓のようにLinuxデスクトップアプリケーションが動作することを確認しています。
動画を見て分かるように、もちろんLinuxデスクトップのアプリケーションは、スマホでの利用に最適化されていません。
特にPhotoshopライクな画像編集ソフトウェアであるGIMPは、画面の広さが全く足りず、PinePhone上だけで使うのはかなり難しそうです。
オフィススイートであるLibreOfficeについては、もっとまともです。
ただ、マウスやキーボードによる操作と比べれば、少し変則的なようです。
驚きなのは、いずれのアプリケーションも、動作は結構快適だということです。
つまり、外付けのマウスやモバイルディスプレイ、キーボードなどを接続すれば、1万円台という格安で、しかもスマホでもあるLinuxパソコンを手に入れられる、とも考えられます。
PinePhoneはUSB Type-C経由での映像出力にも対応しています。
Firefoxについては、スクロールに苦労する以外は、動作はかなり実用的です。
また、Linuxっぽい点として、microSDカードによるブートにも対応します。
PinePhoneのスペックは下記の通りです。
- CPU:Allwinner A64 クアッドコア
- GPU:Mali 400 MP2
- RAM:2GB LPDDR3
- ストレージ:16GB eMMC
- ディスプレイ:5.95インチ(1440×720)
- アスペクト比:18:9
- その他:MicroSDブート対応、USB Type-C充電・映像出力、3.5mmイヤホンジャック
- WiFi:802.11 b/g/n
- Bluetooth:4.0
- カメラ:リア5MP/フロント2MP
- バッテリー容量:3,000mAh
「Braveheart edition」である現在はまだ完全な製品版ではありませんが、2020年3月には、PinePhoneのファイナルバージョンが販売開始される予定です。
これはテッキーな人にはたまりませんね!
とても色々な応用が考えられそうです。
こちらから購入できます。
おわり
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コメント
Ubuntu9.04搭載だったNetWalkerと比べて、メモリーもコア数も4倍と思えば、そりゃ当たり前に普通に動くだろうなぁ…価格は1/3くらいなのに